ミュージカル「オペラ座の怪人」 横浜公演

KAAT神奈川芸術劇場

3月25日(土)開幕!!

 来る3月25日(土)より、KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉で、劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」が上演されます。公演は、8月13日(日)まで期間限定公演となります。

 この作品は、仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にしたミュージカルです。

 19世紀、パリ。誰にも愛されず、オペラ座の地下に棲む”怪人“と歌姫クリスティーヌ、そして幼馴染のラウル子爵が織りなす切ない愛の物語。”21世紀のモーツァルト“と言われるアンドリュー・ロイド=ウェバー(「キャッツ」、「エビータ」他)は、本作品で、従来のミュージカルを覆すような曲作りに挑戦、見事に新しい世界を創り上げました。そのスコアは豪勢で情緒に満ち、精緻なストーリー展開と分かち難く結びついています。流れるように優美な”ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト“や”オール・アイ・アスク・オブ・ユー“など、彼の作曲力を余すところなく発揮。オペラのようにドラマのすべてを歌でつなぐ形式で書かれたナンバーは、巧みに登場人物の感情と絡み合い、観客に心地よい緊張感を与えます。

 1986年10月開幕以来、世界35か国164都市で上演され、累計観客動員数は1億4000万人を記録。ロンドンのハー・マジェスティズ劇場でのワールドプレミア上演は、オリビエ賞やイブニング・スタンダード紙賞など、英国の主な演劇賞を総なめにし、ミュージカル界に衝撃を走らせました。同年のトニー賞で、最優秀ミュージカル賞を含む7部門、ドラマデスク賞7部門、アウター・クリティクス・サークル賞3部門と立て続けに賞を獲得しました。2006年には、「キャッツ」を抜き、当地史上最長ロングラン作品となっています。

 劇団四季でも、1988年東京初演以来、総公演回数6730回、総入場者数665万人を数え、上演回数としては「ライオンキング」「キャッツ」に次ぐ国内第3位。まさに国内屈指のミュージカル作品といえるでしょう。

 そして、是非、注目したいのは、マリア・ビョルンソンの舞台美術。彼女は、実際にパリのオペラ座を取材し、豪華絢爛たるオペラ座、衣裳の細部に至るまで当時を忠実に再現したまばゆい舞台、驚愕の仕掛けを施した装置を創り上げました。激怒した怪人が舞台に叩きつけるシャンデリア、怪人の棲処の地下湖に向かう階段を表すトラベレーター(シーソーのように動く可動昇降機)、舞台床からせり上がる幻想的な無数のキャンドル、地底の湖を進む小舟など、すべてがコンピューターで制御されています。

 劇団四季の横浜エリアでの長期公演は、ミュージカル「キャッツ」以来の約4年ぶりとなります。KAATで上演される劇団四季の代表作「オペラ座の怪人」に、どうぞご期待ください。


ミュージカル「オペラ座の怪人」横浜公演

2017年3月25日(土)〜6月30日(金)

KAAT 神奈川芸術劇場 〈ホール〉  

出演:劇団四季

全席指定 S 10800円 サイドS 10800円 

A 8640円 サイドA 8640円

B 6480円 サイドB 6480円 

C 3240円 サイドイス付立見 3240円

劇団四季 東京オフィス 03-5776-6730(9:30~18:00)

※7月1日〜8月13日公演分のチケット発売日、公演日程は

 決まり次第劇団四季HPにて告知します。


Photo(上から)

photo:堀 勝志古

photo:上原タカシ

photo:荒井 健

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