一柳 慧プロデュース セッポ・キマネン チェロ・リサイタル
白夜の国・フィンランドの至芸
2016年10月29日(土) 神奈川県民ホール 〈小ホール〉 [10月28日(金) シンポジウム]
出演:セッポ・キマネン(チェロ) マルコ・ヒルポ(ピアノ)
[リサイタル プログラム]
シューマン:幻想小曲集 作品73/コッコネン:チェロ・ソナタ/フォーレ:エレジー 作品24
リンドベルイ:ジュビリーズから 三つの楽章/一柳 慧:独奏チェロのための「プレリュード」
シベリウス:4つの小品 作品78 より/ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 作品99
日本を代表する作曲家・ピアニストで、神奈川芸術文化財団芸術総監督の一柳慧によるプロデュース公演。フィンランド放響の元首席チェロ奏者で、音楽祭のプロデュースなど多方面で活躍するセッポ・キマネンを迎え、リサイタルとシンポジウムを行いました。リサイタルでは熟考されたプログラム、練達の技術と音楽性で客席を魅了。前日に行われたシンポジウムでは、キマネン、一柳のほか、日本から川島素晴、フィンランドからは弱冠21歳のペルットゥ・ポロネンの作曲家2名が登壇し、日本とフィンランドの音楽事情、現代の音楽界の課題や展望について、実演も交えて白熱した意見交換が展開され、客席からも積極的な質問が続きました。音楽立国フィンランドの素晴らしい音楽家と作品を紹介し、両国の絆を深める2日間となりました。
お客様の声
ブラームスのソナタ第2番は今年聴いたなかでも出色のもの。コッコネンのソナタ、シベリウスの小品なども素晴らしかった。ピアニストにも今後注目したい。(80代以上男性)
前日のシンポジウムで、若き作曲家ポロネン氏が「フィンランド人は『感情は深いところにある』と考えている」と話されていたが、キマネン氏の演奏は真にそれを具現化していると思った。シンポジウムに参加してより一層コンサートを楽しめた。(50代女性)
Photo(上から)
セッポ・キマネン(チェロ)マルコ・ヒルポ(ピアノ)【10月29日リサイタル】
セッポ・キマネン(チェロ)【10月29日リサイタル】
マルコ・ヒルポ(ピアノ)【10月29日リサイタル】
左から柴辻純子(司会) ペルットゥ・ポロネン 1人おいてセッポ・キマネン 一柳慧 川島素晴【10月28日シンポジウム】
神田佳子(打楽器) 川島素晴(パフォーマンス)の共演による川島作品の演奏【10月28日シンポジウム】
全て Photo:青柳聡
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