KAAT×PARCO プロデュース公演 「オーランドー」

KAAT神奈川芸術劇場

 日本で初演となる本作は、20世紀モダニズム文学の重鎮である女流作家ヴァージニア・ウルフの代表作をアメリカの劇作家、サラ・ルールが翻案した作品です。 

 物語の舞台は16世紀、イングランド。少年貴族オーランドーはあらゆる女性を虜にする美貌の持ち主でしたが、あるとき一夜にして女性に変身。そして18世紀、19世紀と時を超えて生き続け、運命の人と出会っていきます。奇想天外なストーリー展開で数奇な運命に翻弄されるオーランドーの人生に、観る人は”真の運命の相手には、時代も国も性別も関係なく巡り合えるはず!“というヴァージニア・ウルフからの強いメッセージを受け取ることでしょう。

 演出はKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督・白井晃。これまで続けてきた近代戯曲を現代に蘇らせるシリーズの一つとなる今作で、アカデミックな印象の作風を踏襲しつつ、これまでとは一味異なった表現に挑戦します。出演は、オーランドー役に多部未華子、エリザベス女王役に小日向文世など。性と時を超える魅惑の人物たちが繰り広げる物語を、わずか6人の俳優で演じます。是非お見逃しなく!


KAAT×PARCO プロデュース公演 「オーランドー」

2017年9月23日(土・祝) ~10月9日(日・祝) 〈ホール〉

原作:ヴァージニア・ウルフ 翻案・脚本:サラ・ルール 翻訳:小田島恒志/小田島則子

演出:白井 晃

出演:多部未華子 小芝風花 戸次重幸 池田鉄洋 野間口 徹 小日向文世

演奏:林 正樹 相川 瞳 鈴木広志

全席指定 S 8500円 A 6500円 

U24 4250円(観劇時24歳以下対象・当日指定席引換・要身分証明書)

小学生以上高校生以下 1000円(当日指定席引換・要学生証) 

シルバー 8000円(観劇時65歳以上対象) 

コラム「愛と悲しみの傑作」で原作のヴァージニア・ウルフ作「オーランドー」について取上げています。

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