モンテヴェルディ作曲 「聖母マリアの夕べの祈り」

音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ20

モンテヴェルディ生誕450年記念特別公演 

モンテヴェルディ作曲 「聖母マリアの夕べの祈り」

 2017年6月3日(土) 神奈川県立音楽堂

リナルド・アレッサンドリーニ指揮 コンチェルト・イタリアーノ

 大作曲家モンテヴェルディの生誕450年を記念して行われた本公演。本場イタリアから指揮者リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノが来日し、モンテヴェルディの代表作のひとつで、宗教音楽の傑作でもある「聖母マリアの夕べの祈り」を上演しました。演奏は、アレッサンドリーニの飾らない音楽作りが体現されており、合唱部は各パートを一人の歌手が受け持つOVPP(One Voice per Part)方式が採用され、弦楽アンサンブルでは名手揃いの奏者によって、透明感のある美しい響きが木のホールへ充満しました。終演後は、客席から盛大な拍手が送られ、演奏者同士強く抱き合いながら、演奏の成功を喜び合っていました。


*音楽堂では、今年11月25日(土)に鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏で、モンテヴェルディ晩年の傑作歌劇「ポッペアの戴冠」(演奏会形式・日本語字幕付)が予定されています。


お客様の声

 素晴らしいの一言です! 宗教音楽の素晴らしさを再確認しました。本当に心に沁みる演奏でした。

(60代男性)

 CDやFMで聴くのとはまるで別世界の迫力。このホールを目一杯活用し、他のホールでは聴けない「人馬一体」感あり。同じくOVPPを採用したラ・プティット・バンドの「マタイ受難曲」(編集部注※2016年3月6日音楽堂で演奏)とは異なる華やかさがあった。イタリアの演奏家一人一人の個性がホールに炸裂していた。(50代男性)


Photo

©青柳 聡

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