木ノ下歌舞伎「勧進帳」
KAAT神奈川芸術劇場
古典の現代化を掲げ、歴史的な文脈を踏まえつつも現代における歌舞伎演目上演の可能性を模索する木ノ下歌舞伎。主宰の木ノ下裕一がさまざまな視点から演目を深く読み解き、指針を示しながらさまざまな演出家とコラボした作品で高い注目を集めています。山伏に変装して関所を通過しようとする義経一行と、義経たちが変装しているという情報を得て怪しい一行を通さない富樫左衛門の攻防を描く歌舞伎十八番「勧進帳」。2010年にKUNIO・杉原邦生の演出で初演し、2016年に再創作しています。今回が関東初上演。客席が対面する細長いアクティングエリアを設け、国境、現在と過去、主と従、観客と舞台など、 現代社会を取り巻くあらゆる〈境界線〉が交錯する、多層的なドラマが繰り広げられます。
2018年3月1日(木)~3月4日(日) 〈大スタジオ〉
監修・補綴:木ノ下裕一
演出・美術:杉原邦生[KUNIO]
音楽:Taichi Master
出演:リー5世 坂口涼太郎 高山のえみ 岡野康弘 亀島一徳 重岡 漠 大柿友哉
全席自由 一般3500円 シルバー(65歳以上)3000円
U24(24歳以下)1750円 高校生以下1000円
Photo
木ノ下歌舞伎「勧進帳」 2016年京都公演
提供:KYOTO EXPERIMENT事務局 撮影:井上嘉和
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