東京バレエ団 〈プティパ・ガラ〉

神奈川県民ホール

クラシック・バレエの父、マリウス・プティパの生誕200年記念ガラ!

 「眠れる森の美女」「ドン・キホーテ」「ラ・バヤデール」など、今なお愛される古典バレエの傑作を数多く生み出したクラシック・バレエの父、マリウス・プティパ。今年、生誕200年を迎えた偉大な振付家に世界が注目し、プティパにまつわる様々な公演が開催される中、神奈川県民ホールでも選りすぐりのプティパ作品を詰め込んだスペシャルなバレエ・ガラをお届けします。

 アミルカレ・ポンキエッリ作曲のオペラ「ジョコンダ」の中で上演されるバレエ”時の踊り“は、壮麗なコール・ド・バレエが印象的な作品。その美しい音楽は、ディズニー映画「ファンタジア」でも使用されています。コンクールでもよく踊られる「アルレキナーダ」「エスメラルダ」「タリスマン」からは、パ・ド・ドゥを。高度な技巧のみならず、プティパが描いた役柄のキャラクターや深い感情表現も見どころです。「騎兵隊の休息」は、農村を舞台に繰り広げられるラブコメディ。ラストには盛大な宴が開かれ、様々なダンスやグラン・パ・ド・ドゥで盛り上がります。

 そして、東京バレエ団の斎藤友佳理芸術監督が、縁の深い県民ホールのために特別に選んだのは、「ラ・バヤデール」より ”影の王国“と「ライモンダ」です。幻想的な月明かりのもと踊られる「ラ・バヤデール」の”影の王国“は、バレエ・ブラン(白いバレエ)の美の極致ともいわれる名場面。「ライモンダ」の婚礼の場面で踊られるグラン・パ・ド・ドゥは、物語のラストを飾るのに相応しく、豪華で盛大な踊りです。本作では、県民ホール公演のために新たに作られたという衣裳にも注目を。

 音楽は、ワレリー・オブジャニコフの指揮と、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による生演奏。東京バレエ団のダンサーたちが、オーケストラの演奏で華やかに舞い踊ります。

 巨匠プティパの珠玉の7作品を一挙に上演する特別なガラ。クラシック・バレエの礎を築き、時を超え愛され続けるプティパの世界を、存分にご堪能ください。


東京バレエ団 〈プティパ・ガラ〉

2018年9月1日(土) 14:00 〈大ホール〉

振付:マリウス・プティパ 

「ジョコンダ」 出演:柿崎佑奈 ブラウリオ・アルバレス 他

「アルレキナーダ」 出演:足立真里亜 樋口祐輝

「エスメラルダ」 出演:伝田陽美 柄本 弾 他 

「ラ・バヤデール」より“影の王国” 出演:川島麻実子 秋元康臣 他

「騎兵隊の休息」 出演:秋山 瑛 井福俊太郎

「タリスマン」 出演:沖香菜子 宮川新大

「ライモンダ」より 出演:上野水香 柄本 弾 他

指揮:ワレリー・オブジャニコフ 

演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

全席指定 S 10000円 Sペア19000円 A 7000円 

B 5000円 C 3000円 学生(24歳以下・枚数限定)2000円 

同日開催プレレクチャー
「プティパ〜クラシック・バレエ黄金時代の幕開け」

9月1日(土) 12:30〜13:30 〈大会議室〉

元ボリショイ・バレエのプリンシパルで、本公演の指導にもあたっているニコライ・フョードロフ氏によるプレレクチャーを開催。プティパの生涯やその作品の魅力に迫ります。

申込方法等、詳細は神奈川県民ホールHPをご覧ください。

お問合せ:神奈川県民ホール事業課プティパ・プレレクチャー係 TEL 045-633-2028(平日9:00〜17:00)


Photo(上から)

「ラ・バヤデール」より“影の王国” (川島麻実子、秋元康臣) ⓒBernd Weissbrod

「ライモンダ」より(上野水香、柄本 弾) ⓒNobuhiko Hikiji

kanagawa ARTS PRESS

神奈川芸術プレス WEB版