開館65周年記念 音楽堂室内オペラ・プロジェクト

神奈川県立音楽堂


バロックと現代、二つのオペラ

 開館65周年を機に、音楽堂では木のホールの響きと、日本の室内楽の歴史を彩ってきた輝かしい伝統を活かし「音楽堂室内オペラ・プロジェクト」をスタート。2020年初頭、話題をさらうこと間違いなしの二つのオペラをお届けします。

 一つ目は川端康成生誕120周年を記念した現代オペラ「サイレンス」。鎌倉ゆかりのノーベル賞作家、川端の短編「無言」を、「シェイプ・オブ・ウォーター」等アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞受賞で知られる映画音楽界の巨匠、デスプラが初のオペラ化。衣装はVALENTINOのチーフデザイナー、ピエルパオロ・ピッチョーリ、演奏は現代音楽の演奏で定評あるアンサンブル・ルシリンと話題満載。映像も駆使した新感覚の舞台でお届けします。

 2月末には、世界の古楽ムーブメントの頂点を走るファビオ・ビオンディがエウローパ・ガランテを率い、満を持して再々登場。2014年音楽堂開館60周年事業で上演されたヴィヴァルディのオペラ「メッセニアの神託」は客席を熱狂の渦に巻きこみ、その年の音楽誌、新聞等で「ベストオペラ」にも選ばれ注目を集めました。その際ビオンディがタッグを組んだ彌勒忠史(演出)ほか日本側のプロダクションで、今回はヘンデルの謎のオペラといわれる「シッラ」を復刻します。音楽堂が、歓喜の響きに再び包み込まれることでしょう。

*お得なセット券は3月発売開始です。


開館65周年記念 音楽堂室内オペラ・プロジェクト

ボーダーレス室内オペラ/
川端康成生誕120周年記念作品
「サイレンス」

日本初演(フランス語上演/字幕付)

2020年1月25日(土) 14:00

原作:川端康成「無言」 

音楽:アレクサンドル・デスプラ 

台本:アレクサンドル・デスプラ/ソルレイ 

演出:シャルル・シュマン 

衣装:ピエルパオロ・ピッチョーリ(VALENTINO)

出演:エマニュエル・オリヴィエ(指揮) 

   アンサンブル・ルシリン(管弦楽) 

   カミーユ・プル(ソプラノ) 

   ミハイル・ティモシェンコ(バリトン) 他

全席指定 一般6000円 シルバー(65歳以上)5500円

学生(24歳以下)3000円

バロック・オペラ
ヘンデル 「シッラ」 全3幕 建築

日本初演(イタリア語上演/字幕付)

2020年2月29日(土)・3月1日(日) 各日14:00

音楽監督:ファビオ・ビオンディ(指揮/ヴァイオリン) 

演出:彌勒忠史 美術:tamako☆

出演:エウローパ・ガランテ(管弦楽) 

   ソニア・プリナ(コントラルト) 

   ヴィヴィカ・ジュノー(メゾソプラノ) 他

全席指定 S 15000円 A 12000円 B 10000円

学生(24歳以下)8000円

◎2公演共通:8月31日(土)KAme先行 9月7日(土) 一般発売

◎2公演セット券 : 19000円

「サイレンス」一般+「シッラ」S席 (予定数に達し次第終了)

3月23日(土)KAme先行 3月30日(土) 一般発売


Photo(上から)

アンサンブル・ルシリン ©Emile Hengen

エウローパ・ガランテ

ファビオ・ビオンディ

kanagawa ARTS PRESS

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