舞台芸術講座 オルガン「フーガの技法」&チェンバロの魅力

神奈川県民ホール

 神奈川県民ホールが所有する二つの楽器、オルガンとチェンバロの魅力をたっぷりと堪能できる二つの講座をご紹介します。

「フーガの技法」~謎と魅力~

 「音楽の父」として誰もが知るJ・S・バッハの最高傑作『フーガの技法』を、2月から4月にかけて全3回にわたりお届けします。

 第1回は「概論」。音楽学者の那須田務が『フーガの技法』の謎と魅力に迫ります。第2回では、作曲家の久行敏彦が楽譜と音源を用いながら「楽曲分析」で『フーガの技法』が放つ魅力を分析します。最後を飾るのは、神奈川県民ホール・オルガン・アドバイザーの荻野由美子。早川幸子と柳澤文子、二人のオルガニストをゲストに迎え、「オルガン&チェンバロ聴き比べ」という実験的レクチャー・コンサートでこのシリーズを締めくくります。

チェンバロの魅力Ⅶ Mélanger ~混ぜる

 大塚直哉の演奏とわかりやすい解説が人気の「チェンバロの魅力」。第7弾は、

”Mélanger~混ぜる“をテーマにお贈りします。「混ぜることは、異なったものが出会って新しいエネルギーを生み出すこと」と話す大塚氏。笙の宮田まゆみをゲストに迎え、一柳慧作曲の笙とハープシコードのための「ミラージュ」を演奏します。笙とチェンバロ、二つの楽器がどのようなエネルギーを生み出すか……ご期待ください。


舞台芸術講座 オルガン「フーガの技法」~謎と魅力~

●第1回 「フーガの技法」の謎と魅力に迫る 〜概論〜

2020年2月16日(日) 14:00〈6階大会議室〉

講師:那須田 務(音楽学者) 聞き手:荻野由美子

●第2回 フーガとはどんなもの? 〜楽曲分析〜

2020年3月7日(土) 14:00〈6階大会議室〉

講師:久行敏彦(作曲家) 聞き手:荻野由美子

●第3回 オルガン&チェンバロ 聴き比べ

2020年4月17日(金)14:00〈小ホール〉 

講師:荻野由美子/早川幸子/柳澤文子(オルガン・チェンバロ)

全席自由 1回券1000円 通し券2000円

舞台芸術講座 チェンバロの魅力Vll “Mélanger ~混ぜる”

2020年3月21日(土) 14:00〈小ホール〉

出演:大塚直哉(チェンバロ・お話) 宮田まゆみ(笙)

J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826

一柳 慧:笙とハープシコードのための「ミラージュ」 他

全席指定 一般2000円 学生(24歳以下・枚数限定)1500円

[関連企画]終演後にチェンバロ公開レッスンあり

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